ワークショップ

組織のソフトウェア見積モデル(規模・工数・期間)構築のポイント

〜 まずは、既存の見積モデルを本気で評価しよう 〜

見積モデルCOCOMOに本気で取組んだ唯一の日本人である講師が、30年の経験を通して会得した見積モデル構築法と モデルの意義について講演します。


日程:
2014年12月 9日(火) 終了
時間: 14:00〜17:30 (13:45 開場)
場所: コンピータジャパン セミナールーム
アクセス
東京都中央区日本橋室町1-10-8 立石室町ビル 3階
TEL:03-3516-2232
参加費: 一般:23,800円   ブログユーザ※※:21,500円   (いずれも消費税別)
定員: 24名
内容:

概要
 技術は、過去の成果に学び、その上に積み上げることにより進歩してきました。ソフトウェア見積の世界ではCOCOMOなどの活用すべき 成果があります。これらを無視して、ゼロから見積技術に取組むことは退歩に繋がります。過去の技術と知見を活かして、 自分達の組織のプロジェクト実績データにフィットする見積モデルを構築し活用しましょう。

詳細内容
1. ソフトウェア見積の方法
2. ソフトウェア見積モデル
3. 工数・期間見積モデルCOCOMO
 (1) モデルの体系
 (2) 中間COCOMOの開発コスト用モデル
 (3) COCOMOのテーラリング事例
 (4) COCOMOU
 (5) COCOMOおよびCOCOMOUに対する見解
4. 規模見積モデル
 (1) 経験モデル
 (2) 重回帰モデル
 (3) ファンクションポイント法
 (4) r最小二乗法
 (5) r最小二乗モデルの作成事例
 (6) 規模見積モデルに対する見解
5. ソフトウェア見積モデル構築のポイント

受講後の
修得知識:

ソフトウェア見積手法、各手法の長所と短所、COCOMO、COCOMOU、ファンクションポイント法、r最小二乗法、 ソフトウェア見積モデル構築のポイント

予備知識等:

必須ではないが、ソフトウェア開発規模や工数の見積に携わった経験、データ収集と分析に関わった経験などがあるとよい。

主な対象者:

ソフトウェア開発の見積を担当する方々、プロジェクト管理に携わる方々、データ分析手法に関心のある方々、 組織の品質マネージメントに携わる方々。

講師:

宮崎幸生(みやざき ゆきお)

プロセス&メジャメント 代表

経歴:1973年、富士通株式会社入社。アプリケーションパッケージの開発に従事。1976年、黎明期のソフトウェアエンジニアリング の研究・ 開発に取り組む。以降、ソフトウェアエンジニアリングの中でもソフトウェア測定と分析を中心とした管理手法の分野に一貫して 従事。ソフトウェア開発に関わるデータの実態を熟知した上で、1980年代から、ソフトウェアデータの分析にロバストな 統計手法を 取り入れる。1994年には独自にロバストな回帰分析手法(r最小二乗法)を考案した。2001年、ソフトウェアの見積モデルに 関する研究で博士号を取得。2002年、CMMリードアセッサ、続いてCMMIリードアプレイザの資格を取得。 現在は、富士通クオリティ・ラボ株式会社と契約をしながら、富士通および関係会社でのデータ分析やプロセス改善に関する教育、 講演、コンサルティングを行うと共に、JUAS(日本情報システム・ユーザー協会)、日本テクノセンターなどでセミナーを行っている。

主な論文/書籍:
“COCOMO Evaluation and Tailoring”, International Conference on Software Engineering(ICSE), 1985
“Software Metrics Using Deviation Value”, ICSE, 1987
“Robust Regression for Developing Software Estimation Models”, The Journal of Systems and Software, 1994
「ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」、ソフト・リサーチ・センター、2008

資格:CMMI®リードアプレイザ、博士(工学)

業界活動:ISO/IEC JTC1/SC7/WG10 エキスパート

備考:
お申込み受付は、開催日前々日(2営業日前)18:00が締切りとなります。 
但し、定員に達した時点で受付を終了させていただきますので、あらかじめご了承下さい。
また、お申込み受付後のキャンセルは原則お受けできませんので、その際は、代理の方のご出席をお願いいたします。
※※ プロセス改善フォーラムブログのユーザ登録者(登録無料)
※※※ お申し込み受付後、請求書をお送りさせていただきます。