ワークショップ

統計学を知らなくてもできる定量的データ分析
〜 ナイチンゲールに学ぶデータ分析術 〜

ばらつきが大きく外れ値の多いデータを、箱ひげ図、散布図などの図を使って適切に扱うための方法が、豊富な事例と事例を使った演習を通じて確実に理解できます。


日程:
2012年7月18日(水) 終了
2012年11月9日(金) 終了
時間: 10:30〜17:30 (10:00 開場)
場所: コンピータジャパン セミナールーム
アクセス
東京都中央区日本橋室町1-10-8 立石室町ビル 3階
TEL:03-3516-2232
参加費: 一般:47,000円   ブログユーザ※※:42,000円   (いずれも消費税込)
定員: 24名
講師:

宮崎幸生

富士通クオリティ・ラボ梶@監査事業部
CMMI®リードアプレイザ、博士(工学)

ソフトウェアパッケージの開発に従事後、標準化、データ分析、見積モデルなどのソフトウェアエンジニアリングの管理系の分野に一貫して従事。2002年にCMMとCMMIの資格を取得してからは、これらの適用推進を中心に活動している。

・主な論文/書籍:
- “COCOMO Evaluation and Tailoring”, International Conference on Software Engineering (ICSE), 1985
- “Software Metrics Using Deviation Value”, ICSE, 1987、
- “Robust Regression for Developing Software Estimation Models”, The Journal of Systems and Software, 1994
- 「ソフトウェア品質保証システムの構築と実践」, ソフト・リサーチ・センター, 2008

内容:

 ソフトウェア開発の定量的データ(規模、工数、バグ数など)は、ばらつきが大きく外れ値も数多くあります。このような特徴をもつデータを、難しい数式を使わずに、散布図、折れ線グラフ、系列の色分け、箱ひげ図といった視覚にうったえるグラフを活用して分析する方法を紹介します。Excelによる箱ひげ図作成方法といった実務にすぐに役立つ内容から、組織の成熟度を上げることにより、少なくしていける外れ値、少なくできない外れ値といった長期的な視点で役立つ内容まであり、通常の統計セミナーとは一味違う内容になっていますのでご期待ください。

(目次)
1. グラフを活用して英国を動かしたナイチンゲール
2. ソフトウェアデータの定義、収集、分析での問題点
3. ソフトウェアデータの特徴
4. 解決へのアプローチ
 ・組織の成熟度向上
 ・グラフとロバスト統計手法の活用
5.グラフを活用した分析法(演習と事例を含む)
 ・散布図と相関分析
   −散布図の事例と外れ値
  −散布図で3変数の関係を表現するには
  −データとの関係を表現するには
  −相関係数に関する注意事項
    <演習>外れ値の影響に関する考察
 ・散布図とゾーン分析
  −ゾーン分析とは
  −ゾーン分析の検証
    <演習>ゾーン分析の事例検証結果に関する考察
 ・箱ひげ図と比較分析
  −箱ひげ図とは
  −箱ひげ図による外れ値の判断
  −株価チャートを使った箱ひげ図作成方法
  −箱ひげ図の散布図への活用
  −箱ひげ図のみで行うデータ分析事例
    <演習>箱ひげ図による工程別バグ密度分析事例に関する考察
 ・時系列と傾向分析
  −折れ線グラフで描く時系列
  −散布図(平滑線とマーカー)で描く時系列
  −複数時系列の傾向分析
  −色分けの単純化と比較分析
  −移動平均の活用
    <演習>複数時系列の傾向に関する考察(工程別バグ密度の事例を使用)
 ・散布図と回帰分析
  −回帰直線の落とし穴
  −累乗回帰式の活用
  −回帰式の有意性
6. グラフでうそをつかないために
   グラフの使い方を間違えると人に誤解を与える結果となるので気をつける

備考:
お申込み受付は、開催日前々日(2営業日前)18:00が締切りとなります。 
但し、定員に達した時点で受付を終了させていただきますので、あらかじめご了承下さい。
また、お申込み受付後のキャンセルは原則お受けできませんので、その際は、代理の方のご出席をお願いいたします。
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