ワークショップ
スピナッチキューブ(SPINA3CH)自律改善メソッド講習会
〜 現場感覚を大事にして行う継続的改善アプローチ 〜
ソフトウェア開発の現場の問題意識に基づいて開発プロセスの有効性を継続的に高める実践的手法、IPA開発のプロセス改善手法スピナッチキューブの特色、効果的な活用法を、演習を重点に学習します。
後援 |
独立行政法人 情報処理推進機構
慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科 VSEセンター
スピナッチキューブ・ユーザー・グループ
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日程: |
2014年11月28日(金) 終了
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時間: |
13:30〜17:00 (13:15 開場) |
場所: |
コンピータジャパン セミナールーム
東京都中央区日本橋室町1-10-8 立石室町ビル 3階
TEL:03-3516-2232 |
参加費: |
15,000円 (消費税別) |
定員: |
24名 |
内容: |
■概要
ソフトウェアを中心とするシステム開発を信頼できるものとするためには、 その実務を担う現場のチームが開発プロセスを合理的なものにし、また責任と役割意識に基づいて、自律的にしっかりした開発業務を構築していく必要があります。 今回ご紹介するのは、そのような要請を背景に、IPA((独)情報処理推進機構) が開発したSPINA3CH自律改善メソッド(スピナッチキューブ; 改善を推進していくための支援ツール)です。 多くの実証実験、実務利用を経て、メソッドの改良が行われ、2013年3月に最終改訂版が公表されました。また、このメソッドのバリエーションが、国際規格案としても提案され、本年秋の規格成立が目指されています。
スピナッチキューブ自律改善メソッドは、開発部署、開発チーム、意欲的な個人がそれぞれの立場で具体的に仕事を合理化し、改善するために取り組むことができる実践的なツールです。これまでにIPA/SECの活動と多くの民間企業での実践で内容が練られてきましたが、今まさに実用期に入ろうとしています。 本ワークショップでは、スピナッチキューブ開発のコンセプトと特色の理解と共に、実際のメソッドの内容、活用法の勘所について、演習を重点に、丁寧なフォローのもとに学習していただきます。
■詳細内容
1. スピナッチキューブの背景
- ソフトウェア開発の現状と能力向上視点
- スピナッチキューブ開発の経緯
2. メソッドの内容
- プロセスの考え方
- メソッドの全体構造
- メソッドのステップ紹介
- ツールの紹介
3. メソッドの前段: 気付きシート使用法
- 現場での業務実施上の不具合、業務品質への不満などを掘り下げ、そこに含まれる問題点を洗い出すツールの使用法を習得します。
4. メソッドの中段: 分析シート使用法
- 洗い出された問題点の原因分析と波及分析を組み合わせ、改善の焦点を絞り込み、ソフトウェアエンジニアリングの課題と結びつけるツールの使用法を習得します。
5. メソッドの後段: 改善検討ワークシート使用法
- 絞り込まれた課題について、現状認識、課題認識、改善方策の探求を実施するツールの使用法を習得します。
6. このアプローチの活用法
- 演習の振り返りとこのアプローチの位置づけ
7. Q&A
- 活用方法に関する意見交換を行います。
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受講後の 修得知識: |
スピナッチキューブの基本的な内容理解。スピナッチキューブのツールとしての利用スキル、およびプロセス改善への活かし方のスキルの形成。 |
予備知識等: |
ソフトウェア開発の実務体験、開発管理の実務体験、又はそれらに関する見識 |
主な対象者: |
開発担当者、開発チームリーダ、品質管理担当者、プロセス改善推進者、ソフトウェア開発組織の責任者 |
講師: |
伏見 諭(ふしみ さとし)
合同会社ソフデラ 代表社員
- 技術系を中心とするソフトウェア開発等に長年従事してきた。また、開発プロセスに関する調査、コンサルティングを行ってきた。最近はソフトウェアの信頼性に関する調査に重点を置いている。今回のテーマのスピナッチキューブの開発にも参加した。
- 情報規格調査会SC7/WG24主査
- JISA技術強化委員会標準化部会部会長
- IPA SEC 連携委員
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備考: |
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お申込み受付は、開催日前々日(2営業日前)18:00が締切りとなります。
但し、定員に達した時点で受付を終了させていただきますので、あらかじめご了承下さい。
また、お申込み受付後のキャンセルは原則お受けできませんので、その際は、代理の方のご出席をお願いいたします。
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お申し込み受付後、請求書をお送りさせていただきます。 |
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