ワークショップ

「小規模開発向け軽量プロセスのすすめ」

〜 顧客信頼向上に役立つVSE標準の活用 〜


ソフト開発の軽量プロセス国際標準(VSE)が近くJIS化予定です。小負荷で効果があがると共に、顧客信頼向上のキーとなる活用法をお伝えします。 講師からのメッセージ


日程: 2013年01月24日(木) 終了
時間: 10:30〜17:30  (10:10 開場)
場所: コンピータジャパン セミナールーム
アクセス
東京都中央区日本橋室町1-10-8 立石室町ビル 3階
TEL:03-3516-2232
参加費: 一般:47,000円   ブログユーザ※※:42,000円  (いずれも消費税込)
定員: 24名
講師:

伏見 諭(ふしみ さとし)

合同会社ソフデラ 代表社員

  • 技術系を中心とするソフトウェア小規模開発、中規模開発、大規模開発等に長年従事してきた。また、開発プロセスに関する調査、コンサルティングを行ってきた。最近はソフトウェアの信頼性に関する調査に重点を置いている。
  • 情報規格調査会SC7/WG24主査
  • JISA技術委員会標準化部会部会長
  • IPA SEC プロセス改善WG NPT1チームリーダ
内容:

■概要
 ソフトウェアを中心とするシステム開発を信頼できるものとするためには、小規模開発チームが自律的にしっかりした開発のプロセスを構築し、また改善努力をしていく必要があります。 しかし、プロセスというと重すぎる標準を思い浮かべてしまう方が多いのでは?今回ご紹介するのは、そのような要請を背景に生まれた、国際標準「小規模組織向けプロセス標準」(注)の実践活用法で、そのエッセンスをまとめてお伝えします。 この標準については、近々のJIS規格制定(予定)、慶応大学VSEセンターなどの活動、業界団体(情報サービス産業協会)での取り上げ、日経エレクトロニクス誌での紹介など、国内でも多くの関連する動きが始まっています。  本ワークショップでは、標準内容の趣旨、詳細情報のご紹介とともに、具体的な状況での適用の方法、顧客信頼向上への役立て方について演習を交えながらご紹介いたします。

(注) ISO/IEC 29110、VSE標準とも言います。 VSEは、Very Small Entitiesの略で、小規模プロジェクト、小規模組織を意味します。

■詳細内容
1. 小規模開発組織の共通課題
(1) エンジニアの必要スキル
(2) モティベーションとプロとしての自覚
(3) 品質向上とタフな組織力量
(4) 協力会社管理の視点から見て

2. 適切な開発業務の組み立て
(1) 業務の性質
(2) 個々の仕事区分(良いプロセス、悪いプロセス)
(3) 仕事成果物と役割

3. 必要な開発業務手順の設定(例示)
(1) 業務の分析
(2) 仕事区分の目的と成果
(3) 仕事成果物の目的と標準化

4. 必要な開発業務手順の設定(演習)
(1) 演習実施
(2) 講評

5. 信頼される開発業務
(1)信頼されるチームと組織
(2) 標準化

6. VSE標準の内容
(1) ソフトウェア基本プロファイル
(2) システム基本プロファイル(概要)

7.プロファイルの選択と運用
(1) 国際規格全体のコンセプト
(2) 自己開発プロファイル

8. 標準業務のマネジメント
(1) 契約と顧客のプロセス
(2) 開発リソースとプロセスリポジトリ
(3) 順守状況の見方
(4) 「洗練」と「改善」

9. まとめ: 業務品質向上にどう活かすか

(注) 演習を交えて実体験いただき、理解とスキル向上を図ります。

予備知識等:

ソフトウェア開発の実務経験、開発管理の実務経験、又はそれらに関する知見があるとベター

主な対象者:

開発担当者、開発チームリーダ、品質管理担当者、プロセス改善推進者、ソフトウェア開発組織の責任者

備考:
お申込み受付は、開催日前々日(2営業日前)18:00が締切りとなります。 
但し、定員に達した時点で受付を終了させていただきますので、あらかじめご了承下さい。
また、お申込み受付後のキャンセルは原則お受けできませんので、その際は、代理の方のご出席をお願いいたします。
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